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トイプードルの毛色遺伝や毛色による性格の違い
トイプードルの毛色遺伝
プードル(トイ・ミニチュア・ミディアム・スタンダード)はソリッドカラー(一色毛)が望ましく他の色が混ざることは許されていないが、これはあくまでもドッグショーや繁殖する上でのルールです。最近では稀少カラーとして2色以上のカラーが混ざっているプードルを見かけますが、稀少でもなんでもありません。乱繁殖の賜物であります。プードルはブラック・ホワイト・ブラウン・シルバー・レッド・アプリコット・カフェオレ・ブルー・グレー・シルバーベージュ・クリームなどがあり、バラエティーに富んだ毛色が存在します。
人間の染色体は46本あり、 犬の染色体は78本、39対から成り立っています。38対は常染色体と呼ばれ残り1対は性染色体、つまり性別を決定する染色体です。 常染色体とは性染色体以外のものであり、無数の遺伝子情報が詰め込まれており、毛質、毛色、骨格、性格etc…の遺伝子情報を両親から受け継がれるのです。その遺伝情報には病気に関する情報なども含まれており、これを解明することで人や犬や猫などの生物の謎が分かると言われていますが、あまりにも無数な情報で現代社会においてもなかなか解明するまでに至っていません。常染色体はアラビア数字やローマ数字で呼ばれており、犬の毛色などの遺伝シリーズは、A,B,C,D,E,G,M,S,R,T…とされています。現在は諸説により10種類から13種類と言われているそうです。
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各遺伝シリーズに関する記載はこちら
トイプードルの毛色と性格の関係
【トイプードルの元来の性質】
トイプードルは元々が明るい性格で、活動的な運動能力の高い犬であります。なによりも頭の回転がよく、物覚えも非常に良い。その反面、頭が良い分上手くコントロールしないと、手のつけられない子になってしまうことも考えられます。
【各種カラーによる性格の違い】
元来の性質ももちろんのこと、各種カラーによってプードルは微妙に性格が異なっていると思わます。ただ、全てのブリーダーや研究者がこれを認めているとは限らないのですが、私自身の個人的見解として、やはり毛色による性格の違いはあるのではないのだろうかと思っています。一部の研究者によると毛色と性格の関係はメラニン色素の化学組成が脳内の伝達物質に似通っているとされている所から起因しているそうです。ただ、生活環境や個体本来の血統や大きさなど様々な要因が挙げられるので、正確な所は何とも言えないのが現状であります。また、カラーだけでなく各サイズ(トイ・ミニチュア・ミディアム・スタンダード)によっても性格の違いがあることが言えます。行動特性と重なる部分があるように思われますので、ここではサイズによる違いに関して明記しません。
各カラーのプードルの性格・カラー解説
【ブラック】基本色:優性遺伝
ブラックはトイプードルの全カラーの中で一番性格が安定しており、頭が良いとされている。また、運動能力は他のカラーから比較すると一番あるように思われる。また、服従心も他のカラーよりは非常に高く、しつけや訓練など比較的入りやすいカラーではないかと思われる。人見知りをあまりしないのも特徴で遊び好きな傾向ではないかと思われる。
<カラー解説>
光沢のないジェットブラックと呼ばれる墨汁のような漆黒の色を理想とし、毛先が赤みを帯びたものをアンコ色と呼ばれ、比較的多いのがこのアンコ色に分類されるブラックである。真のジェットブラックのプードルは数が少ないのが現状である。
【ホワイト】基本色:優性遺伝
ブラック同様に性格が安定しており、他の犬とも友好的に振る舞えるカラーだと言える。運動能力はブラック程活発な印象はないが、服従心などはブラックとさほど変わらない。ただ、比較的飼い主に甘える度合いが強い傾向がみられる。そういう点から自己主張が意外と強いカラーではないかと思える。
<カラー解説>
アイスホワイトと呼ばれる純白なものを理想としている。この純白から薄いクリームまで幅広く存在する。ダークスキン(色素の強い鉛色)・鼻・目ぶち・唇などは真っ黒なものが好まれる。
【シルバー】中間色:優性遺伝
中間色ということで、はっきりと性格が二分する傾向にある。温厚な性格で人や他の犬たちの調和を重視するタイプもいれば、その間逆のタイプが存在する。ただ、飼い主にはかなり従順な子が多い傾向だ。しつけや訓練などは、少し手こずる傾向があるように思われる。
<カラー解説>
プラチナシルバーと呼ばれるカラーを理想としている。産まれた頃はブラックの毛色で誕生し、グレー、シルバーと成長とともに変化していきます。
【ブラウン】基本色:劣性遺伝
運動能力は比較的高く、活動的な印象のあるカラーである。ただ、周りとの調和を好まず、単独で物事を進める傾向が多いように感じられる。訓練などはブラックやホワイトから比べるとやや劣るところはあるが、自立心の強い割には飼い主に甘える傾向があるように思われる。猫のようというのは語弊があるかもしれないが、付かず離れずと一定の距離を保って生活しているように感じる所がある。
<カラー解説>
基本色でありながらブラックより派生した中間色。濃い色調のブラウンを理想としているが、中間色であるが故に年齢とともに退色していく傾向がある。鼻・目ぶちなどレバー色で目は琥珀色。
【レッド・アプリコット】中間色:優性遺伝
このカラーは出現よりまだ歴史が浅く、カラーとしての性格はまだ安定していないと思われる。また、昨今の乱繁殖の結果によりプードルらしさを欠けてしまった子が多いのは悲しい限りだ。ただ、一部のプロのブリーダーたちにより本来のプードルらしさを求め、レッド・アプリコットの良さを考えた繁殖をされている。
このカラーはシルバーと同じように中間色となるため、歴史と合わせても安定はしていない。服従心もどちらかというと元来のカラーのプードルたちより低い傾向にある。また、協調性も低い傾向にあり、知らない人や他の犬たちにはどちらかというと、友好的とは言い難い所が見られる。ただ、飼い主への要求度は他のカラーより強く、自己主張がかなり強いカラーと言える。そういう点からしつけなどは根気のいるカラーだと言っても過言ではない。
<カラー解説>
アプリコットの理想は濃いオレンジ色で毛の表面より根元が濃い色が理想で、レッドはアプリコットよりもさらに濃い赤みの強い色となる。中間色のため、年齢とともに退色傾向にある。子犬の時に根元が白っぽい場合は、大人になるころまでには殆どクリームのような淡い色になってしまうことが多い。
毛色による性格の違い:考察
あくまでも個人的見解と一般に飼われている方々のお話などをもとにそれぞれの性格について述べてみました。但し、そうはいってもそれぞれの生活環境や育て方によっては大きく異なる点もあることをご了承願いたい。ブリーダーという環境は一般の愛犬家とは違い、多頭飼育となるのでその点ではかなりの確率で、上記のような(特にブラック・ホワイト・シルバー)性格を保っているのではないかと思って、日々観察しています。
専門でブリーディングしているブラックに関しては、自分が専門でやらせてもらっているからかもしれないが、一番飼いやすい性格ではないかと分析しています。
アウトドアやフリスビーやアジリティには一番向いている性格だと言え、飼い主と一体となって遊んでくれる、一番親しみやすい性格だと私は考えています。他のカラーよりはお子様などと一緒になって遊んでくれる友好的な性格ではないかと思っており、とにかく愛犬と何かしてみたいといった場合には、比較的訓練もしやすいブラックが一番オススメではないかと思います。
物陰からちょっと遠慮がちに飼い主を見つめ甘えるブラック、べっとりと飼い主に甘えたがるホワイトや全く人間との距離を微妙に保つ中間色のブラウンやシルバー。それぞれのカラーとしての個性を尊重し、愛犬との生活を楽しむには、プードルという犬種は本当にいろんな意味でバラエティーに富んでいる素晴らしい犬種ではないでしょうか。今後の新しい家族として迎えるにあたり、是非参考にしていただきたいと思います。
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